JRや阪急の駅ビル、そごう建て替え、バスターミナルビル、市役所建て替え、三宮クロススクエア構想等が目白押しの三宮再開発は大阪、京都に遅れたからこそのメリットを活かして臨む必要があります。最新を摂り入れられるのと同時にデメリットの部分も修正してより完成度の高い仕上がりを可能にするのが後発のメリットです。
JR大阪駅北側の貨物駅跡地で進められている大規模再開発は完成済のグランフロントを第I期、地下に鉄道新線・駅の整備、敷設と敷地に大幅な緑地の導入を柱とした地上部の開発を第II期として、今後も大きな変貌を遂げていく予定です。
JR駅ビル「大阪ステーションシティ・ノースゲートビルディング」やグランフロントの間にある駅前のうめきた広場の様相から10年後の三宮を重ねて観察してみました。
JR大阪駅の北側は車を完全にシャットアウトした訳ではありませんが、駅前にロータリーは設けず、歩車分離を徹底しています。よって歩行者空間がメインの造りとなっており、歩行者の車道横断は最低限です。
駅ビル中央部には大きなアトリウム空間が設けられており、地下、地上、上層階の回遊性と賑わいを創出する「ボイド」となっています。これは三宮の新ターミナルビルにもぜひとも採り入れて欲しい機能です。
三宮の新駅ビルで難しいのは、建物の正面がどこに設定されるのかです。三宮交差点に面する南側角が正面というのは無論の事ですが、南北の縦型に再編されるタクシープールに面したビル東側もミント神戸と向き合った正面という位置付けもできます。
グランフロント前のうめきた広場は親水空間も多く採り入れられています。三宮クロススクエアのイメージパースでも人工の小河が流れていたりする様子が描かれていますので、イメージ的にはグランフロント周辺の現在の様子に近い光景となるのではないかと思われます。
うめきた広場に植樹された立派なイチョウの木です。葺合南54号線のイチョウは枝を短く切られて何とも貧相です。これくらい伸び伸びとさせて欲しいですね。
グランフロント南館の低層部は緩やかな曲面を描いたモダン且つ格子状のマリオンを重ねてクラシックさも醸し出した建物ですが、そごうの建て替えや神戸マルイのある三宮交差点南西街区にもこうした重厚感のある低層部とセットバックされた高層部を組み合わせた建物が1つの方向性として示されています。
JRノースゲートビル1階に整備されたバスターミナル。縦列式に14バースが整備されています。規模的にも雲井通5・6丁目地区に整備されるバスターミナルよりほんの少し小さい位でしょうか。イメージ的には奥側がミント神戸のある西側で、コンフォートホテルが建設中の雲井通4丁目側から眺めたバスターミナル内の様子です。
西梅田の再開発、ヨドバシ梅田の進出を経て、JR駅ビルを皮切りに一気に動き始めた梅田開発は百貨店の建て替え、老朽ビルを最新の超高層ビルへ更新、そして梅田貨物駅の再開発と面的な広がりを見せています。更にはこれらに触発されて茶屋町も独自の進化を遂げてきており、変貌の歩みを止める気配はありません。
大阪神ビル、大阪中央郵便局と並んで構想開示から長年に渡って具体的に計画が進んでいなかったプロジェクトの1つであったヨドバシ梅田の北側の開発用地。ようやくヨドバシカメラが着工を決定。商業施設とホテルから構成される地上34階建ての超高層複合ビル「ヨドバシ梅田タワー」の建設に乗り出しました。
周囲が大規模再開発によって著しく変化して行く中、取り残され気味になっていたのが、芝田地区。老朽化した狭小ビルがひしめき合っているエリアですが、ここでも建て替えや土地の集約化は進み始めているようです。竣工したばかりのOSAKA UK GATE(写真右の黒いガラスビル)は新梅田ビルを建て替えたものですし、現在目下、建設中(写真左奥)はJR西日本が計画しているビジネスホテルで地上8階建、延床面積は約1万4千平方メートル、約400室を提供します。今後もエリア内の建て替えや再開発は加速していくものと思われます。
三宮も北側に老朽化した狭小ビルが密集しています。駅周辺の大規模再開発が進行していく中での更新が期待されます。
梅田周辺では大規模再開発ビルの建設と共に歩行者デッキのネットワークの再編・再構築が進められています。特にこれまでJR駅ビルやヨドバシ梅田周辺では歩行者が不自然な程、不便な動線を強いられていましたが、この改善の為に大阪駅周辺一帯で新たなデッキ設置工事が進行中です。
再編された市バス専用ターミナルです。JR大阪駅前ではタクシー、市バス、高速バスを完全にその用途に分けて三つのターミナルを別々に整備しています。
三宮の市バスは方面によって駅周辺に分散しており、使い慣れた人は苦にはならないでしょうが、新たな利用者は使い勝手が悪いので敬遠しがちです。一定の集約は必要でしょう。
大阪市は駅前の東西地下道の拡張とリニューアルを進めています。これまで約8mだった歩道は倍の約15mに拡幅されます。また既存の歩道橋を改修して化粧直しを実施しています。
かなり大規模な工事です。大阪市は順次、駅前周辺エリアの広場と歩行者ネットワークの刷新を進めています。
新たに整備された歩行者デッキです。神戸のデッキとは異なり、屋根が付いているので天候に左右されずに移動が可能です。ただ三宮は駅前から車を排除する方向なので、今後、三層ネットワークも空中部分の必要性があまりなくなるのではないかと思います。
神戸と異なるのは大阪の場合、周囲の民間ビルが次々と自主的に建て替えや再開発を進めており、大阪市はそれに合わせて駅前周辺のインフラ整備やリニューアルを実施しているという事です。民主導官追従の開発です。
三宮の駅前に誕生するクロススクエアはうめきた広場以上の規模となる歩行者空間です。開放感は素晴らしいものになるはずですし、他の大都市とも一線を画す駅前になる事でしょう。そして広場を囲むビル群も玄関口に相応しい風格を持った建物への更新が行われます。梅田程の規模を望むのは難しいとしても、次代の神戸に相応しい街への変貌が始まります。うめきた広場周辺はそんな未来の三宮を想像させてくれる上質な空間です。
JR大阪駅周辺の風景に重ねる三宮の未来
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三宮再開発は規模を追わず、ぜひヨーロッパの街並みのように低層でクラシックな建物にしてほしい。バルセロナみたいな都市計画が好ましいです。
三宮駅前は、大阪駅前のようにビルが乱立して圧迫感があるのではなく、開放的な空間にしてほしいです。
高層化を目指さず、旧居留地からの連続性を意識した気品のある雰囲気にしてもらいたいものです。
神戸は土地が無い中で三宮だけが唯一の一等地で、唯一、民間からの大型投資を享受できる場所です。この場所を低層ビルにしてしまうのは神戸の将来性を真っ向から潰してしまう事になりかねません。むしろ旧居留地は高層ビルをこれ以上増やさず、三宮の駅前は中心ビジネス街として高層化を図り、メリハリをつけるべきというのが私の考えです。バルセロナも超高層ビルは立ってますよ。個性的なデザインですが。サクラダファミリアとの新旧コントラストが◎です。
そもそも神戸らしさって何でしょう?私は神戸らしさとは外から入ってきたモノ、新しいモノを常に採り入れていく柔軟性だと思っています。西日本で初の超高層ビルも建てたのも神戸です。高層ビルを乱立させるのではなく、低層部は居留地を意識した意匠の複合ビル化した上で計画的にデザインや高さの統一を図りながら、圧迫感のない駅前というのは実現可能だと思います。
僕も、大阪駅前や、東京みたいにはなってほしくないです。きれいにはなってほしいし、老朽化があるものは安全面で新しくしてほしいし、車の排除とかいいと思うけど、街自体はあまり変わらなくてもいいと思っている側の人間です。
立て続けに高層ビルは神戸には要らないと言われると、正直凹みます。そういった意見や考えをお持ちの方がいるということを知ることも必要なのかとは思います。しかしもし万が一にも神戸に高層ビルを規制する条例ができでもしたら、私は当ブログを続けていくモチベーションを保つ自信がありません。メリハリのある都市ではダメですか?ビジネスを呼び込む意味でも駅前に限っては高層化を図り、駅前地区を離れると、落ち着いた街並みが広がり、他都市との違いを感じられる。そしてその先には海がある。ヨーロッパの大都市も高層化を否定せず、ゾーニングでメリハリを付けた開発をしています。
私は東京や大阪にはない機能性よりデザイン性がある高層ビルが欲しいです。
パリのラ・デファンスのような
JR三宮周辺およびフラワーロードの左右は土地を有効的に活用して超高層化すべきだと私は思います。なぜなら中央区は北側が山でそして坂、南側がすぐ海、平地と呼べる土地が限られていますし、狭い中でゆったりした街を造るには超高層化が一番良いと思います。
新長田の教訓を生かしつつ三宮がオーバースペックな高層ビル群乱立を目指すのではなくコンパクトで賑わいのある街を目指して欲しいです。
必要に応じて高層ビルも勿論必要ですが
今は勢いのある京都でも条例で高さの規制もありますが高層ビルあるないだけで街の発展や繁栄が図れる物でもありませんし。
神戸の港、海、山の自然に囲まれた環境を生かしつつ都市開発を進めて欲しいです。
「低層でクラシックな建物」は三宮の外れで出来ますし、その方が向いています。
フラワーロード以東、センター街、加納町あたりは、現状では高層ビルと非効率な雑居ビルです。
雑居ビルをキレイに建て替え、高層ビルを解体して初めて、「低層でクラシックな街並み」になります。
高層ビルを建てるなら、雑居ビルの方を何とかするだけで済みます。
年金暮らしの夢物語は否定しませんが、三宮中心部を「低層でクラシックな街並み」として「新造」しても、
「上にオフィス棟が乗っかったビル街」と大差無い評価にしかならないですよ。
デザイン性は重要ですね。ユネスコデザイン都市に相応しい景観形成のためにも。ただ入居するテナントの使い勝手も同時に考慮されなければなりませんので、バランスをどうとるかです。
何か反対意見言ってる人がいますが、低層でクラシックな街づくりの方が安上がりで早くできますよ。南京町見たらすぐ解るでしょうが、既存の雑居ビルに中華意匠着けたビルが立ち並べば中華街の出来上がりです。
同じように今の雑居ビルにクラシックな意匠を取り付けたら、あとは無粋な高層ビルを解体するだけです。市民の賛同とコストの削減は比較にならないでしょう。
低層でクラシックな街並みも良いですが駅周辺の地価を考慮すると現都市計画では超高層化しても事業性が乏しく低層での事業化は困難でしょう。陳腐化しないランドマークになるくらいの建物を期待するのであれば、容積率の大幅緩和、高さ規制の撤廃、斜線制限の緩和などを大胆に行い大型投資を呼び込む必要があります。
阪急やそごう、JR三ノ宮、サンパル・区役所等の開発は全て従来からの土地所有者もしくは関連事業者が主体の計画である事をみても、新規に土地を取得し事業化する難易度の高さは容易に想像できると思います。
現在低層でクラシックな居留地をどう進化させていくかは考慮の余地がありますが、中心域の低層化推進は物理的に問題があると思います。
昔の神戸は
欧米の文化を当時の”最先端のモノ”として採り入れていたのに、
いつごろからか新しいことの価値を忘れて
欧米風であることだけが神戸らしさである…
と考えられてしまっていることに違和感を感じます。
居留地にあるような今となってはクラシックな建物も
当時の最先端であり、あこがれの対象であったから
結果的に欧米の建築様式を踏襲したものとなったのだと思います。
グローバル化が進み欧米の文化が最先端でも
あこがれの対象でもなくなった現在において、
欧米風のクラシックな、建築様式無視のハリボテ建築を
建てる意味があるのでしょうか?
過去の建物や文化に敬意をはらいつつ、
最先端を追及することが神戸らしさだと私は思います。
メリハリが大事ですね。乱立でなく秩序のある高層化が望ましいです。
新長田と三宮は比較出来ないのではないでしょうか。三宮の駅前にはスペック以上の建物を建てても時間を掛けてそれを埋めるポテンシャルがあり、目先の需要のみで判断して低度利用すべきではありません。一度建ててしまえば、また数十年は流動性を失います。また市役所は別としても新長田のように市がデベロッパーとして開発を進めるのではなく、三宮は今後は民間企業が中心の再開発が進みます。京都や福岡は高さ規制がなければ高層ビルが林立していたでしょう。ただこれらは神戸以上に広い都心域を持ちます。高層化ができない事で必要以上に街が拡大している事はこれからの社会ではデメリットです。
単に今の雑居ビルにクラシカルな意匠を取り付けた安上がりな街に誰が魅力を感じるのでしょう?まだ今のうちはポテンシャルがあるから、阪急もJRも駅ビルを高層ビルに建て替え、阪急もそごうを取得して建て替えを検討しているのではないのですか?
南京町は「猥雑な活きた街」であって、「低層でクラシックな街」ではないでしょう。
2者が同一だと考えているなら、或いは同じ手法が通用すると思っているのなら、そのような意見になるのも「むべなるかな」ですね。
三宮は陸海空の交通が結節する西日本有数の交通の要衝で、神戸空港が国際化されればますますその価値は高まるでしょう。そのポテンシャルがあるから民間ベースで再開発の動きがあるわけで、土地の狭い神戸では高層化は不可避であるところを、行政がわざわざ、どういう合理性があるのかわからない高さ規制を行うことに問題があると思っています。
神戸の港、海、山といった自然環境を生かした都市開発を行うべきことは当然で、だから低層でなければということにはならないと思います。
看板建築を知らないようなので、レトロクラシック化の方法を書いたのですが、日本中昔からやってることですよ。
今、旧来の施設をいかに魅力的にリノベーションするかは最近のまちづくりの理念です。老若男女が集まり活発な意見も飛び交っている。
こちらのブログに勝手に乱入して申し訳ないが、マスコミや行政側の人間もかなり参加しているので大きい流れになりそうです。タワマンで有名な武蔵小杉もタワマン建築規制に入るらしいです。
市長選の後、方向が示されると思いますが、現実に目覚める時です。
今の神戸は高層化したくても資本が呼ばないくらい弱っています。
地元の行政が腐りきっていて仕事をしない、あるいは仕事の成果を蔑ろにされてしまうからです。
何方かが仰られたように、神戸らしさとは開拓地ならではの進取の気性であって
欧米保守ではありません。
そこを勘違いするととんでもないことになります。
ひとつ疑問があります。
デザイン都市神戸という冠を掲げる都市として、神戸はデザイン性の高い建造物ができるよう規制緩和や働き掛けを構想や誘致、設計段階で行ってるんでしょうか?そもそも建築法規がある中、特化やら何やらで緩和があったとしても、市ができることは規制範囲内に限られてるわけですよね。そうなると市として、デザイン性の高い建築を事業者からひねる出すためにどんな仕掛け、働き掛けを、どんなタイミングで行ってるんでしょうね?
いまだ矢田前市長の亡霊が生きていて、役所内部は旧体制が変わっていません。神戸市役所はムラ社会なので一職員が変えたくてもどうしようもありません。矢田前市長の薫陶を受けた幹部職員がいなくならない限りは無理かもしれません。
建築物デザインに助成は出ますが、せいぜいビルファサードに対しての費用の1/3ぐらいで500万円の限度額があります。だからどのビルにもみられる2~3階ぐらいの前掛けのような石造り外観になります。
ビル全体をそれなりにデザイン性の高いものにするには、事業者自体が資本力があり、神戸に期待する企業でなければそこまで投資するとは考えられません。
低層ビルならファサード外観を統一して欧米風の洋館意匠統一は可能でしょう。ですが、それをしても自己満足でしかないと思います。
他都市なら、せっかく阪急やJRなど本格的に再開発に乗り出そうという企業に最大の支援を確約してもよさそうですが、それをためらう現況行政ではあまりも期待できません。
神戸ほどの大都市の駅前再開発で高層化しない選択肢なんてちょっと考えられないな。再開発する意味あるんですかね。築数百年の建物がずらーと並んでいるわけでもないし、クラシカルな街は魅力的ではあるけれど成立しないと思います。思いっきりとんがった建築を希望します。
私はクロススクエアの空間デザインに興味があります。西洋風庭園のように幾何学的に統治管理された空間を目指すのか、日本庭園のような自然と共に生活し四季の移ろいを感じさせる空間をベースにするのか。どちらにしても全く新しい感性でデザインしてほしいです。
これからは高層化していかないと廃れていくのみです。特に神戸なんかは。
共産党みたいにいまだに高さガー、景観がー、とか言ってる人いるんだなあ。
おしゃれな高層ビル建てたらいい。
低層階の建物の醜さはもううんざりだ。
ジョーさん
以前コメントしましたが福岡市の天神ビッグバンと比較すると行政の目線の違いがよくわかります。福岡市中心部は航空法により、今までビルの高さが67m(地上15F)以下に制限されていましたが、ビッグバン施行に伴い、民間等の要望を受け精査し76m(地上17F)までのビル建設を可能とし、その他のインセンティブも設けました。しかし民間からは更なる緩和要請があったようで国と直接交渉し76m⇒115m(地上26F)まで高さ規制を緩和することになりました。当然容積率も拡大しておりまたデザインの優れた計画(ex。海外有名建築家設計とか)なら更に容積率の上積みが受けられるなどの仕掛けも忘れておりませんし、地元金融機関との連携で建て替え資金の融資も支援しています。
また注目すべきは、行政がこれら都市開発に関するアイデアを市民や企業から常に募集して取り入れていく姿勢を持っておりそれらに応えている事がとても大切だと思います。
どうしたら行政ができるだけ金を使うことなく、企業に高額投資して貰えるか?…これだけの緩和措置が出てくると企業にも飛躍するチャンスです、腰を上げたくなるでしょうね。
行政がやる気になればこれだけの規制緩和ができるのです。市長にはそれをやる権限を持っているのです。
同じく、神戸市も特区を勝ち取りましたが、ハサミの使い方が解らないようです。
http://f-tokku.city.fukuoka.lg.jp/%e5%9b%bd%e5%ae%b6%e6%88%a6%e7%95%a5%e7%89%b9%e5%8c%ba%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f/
http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/59078/1/takasaseigenkanwa.pdf
神戸らしさが低層のクラシカルな建物が連続した様子というのはあまりにも浅はかなコンセプトかと思います。
景観デザイン協議や審議会がありますが、全くもって意味をなさない工程です。デザイン性を高める必要がある高層建築物に至ってはマンションやホテルには市の消防条例によってデザインが大幅に規制されてしまっています。デザインに対してはインセンティブは無く、規制のみです。
やはり官僚系市長では変わる事はないのかもしれませんね。ただ今回の次期市長選にそれに見合う候補者がいるのかとうか。現職と維新との一騎打ちになるのでしょうが、やはり現職が強いのでしょうね。
本来の大都市であれば、駅前の高層化にそもそも反対という声が出てくる事自体が不思議な話です。それだけ神戸が保守的に染まって力を失ってしまっているという事の裏返しです。
そういった声が出てきてしまう程、神戸の力が落ちてしまっているのです。
福岡は行政と民間の両輪がうまく噛み合って回っているようですね。福岡市に人口が抜かれた際、市長は規模は追わないとして、福岡を意識しないような発言をしましたが、寧ろ意識して抜きかえす位の気概を持って欲しいです。なぜ福岡が好調なのか。地理的な条件も大きいですが、けっしてそれだけではない。福岡に教えを請う形でも良いので、見習って欲しいですね。
sirokumaさん、しんさん、疑問にドンピシャ答えていただきありがとうございます。
デザイン都市を謳いながら、デザイン都市を形成する個々の建築物においてデザインを求める努力していないとなると問題ですね。
単純に分かってないのか、分ってるけどやらないのか、もしくはやれないのか、どうなってるんでしょうね。
高層ビルがいるとかいらないとかより、首都圏のデベロッパーが神戸に投資する価値がないと判断していることに危惧を感じます。
やはりトップが何をやりたいのか分からない、はっきり都市像を描けていないのが原因かなと思います。
だからと言って代わるトップの存在もいない。市民は保守層が多くなり、関西では神戸だけ景気から取り残されている。
まともな景気対策もなく、福祉のみ争点の市長選に今の神戸を憂えます。
投資環境の整っている都市であれば、建物のデザイン性の追及はより容易かと思います。投資のお金が掛けられないと、まずカットされるのはデザインの部分からかと。デザインと実用性、コストのバランスは難しいところですね。
今回の市長選は非常に難しい選択を市民は迫られますね。共産党以外の候補者は三宮の再開発の必要性は感じながら、久元市長のこれまでの政策をどう見直すもしくは立て直すかをはっきり示していません。無難は現職ですが、実行力と推進力の乏しさに不満を感じています。
今の神戸は、本当に魅力が無い都市になっています、現実にインバウンドで沸き立つ関西で人気もなく、外国人観光客に素通りされていますね。今後、神戸はよほどのことがない限り、衰退すると思います。今までのプライドやブランド意識を捨てて、もっと大阪と協力して捨て身で魅力ある都市を目指して頂きたい!
そうですね。捨て身の必死さが必要です。格好付けてスマートに再生している余裕はありません。
私が、危惧するのは東京一極集中で西日本全体が疲弊する事です。大阪は西日本の首都で有り、唯一、東京と対抗できる都市だと思います。首都圏では、東京と共に横浜が繁栄している状況を分析するべきだと思います。もちろん、首都圏の他都市も良いも悪くも東京のベッドタウンとして人口が増加しています。関西圏は、首都圏には無い観光資源が豊富に有ることが強みであり、神戸も、もう少し横浜を見習い、大阪や京都や関西全体が共存共栄できるように団結して東京に負けない、関西圏を構築して頂きたい!