グレゴリーコレの加納町移転、布引町TAKAIビル、ユニゾイン神戸三宮に続き、加納町・布引町Weekのトリは「ホテルリブマックス神戸三宮」です。地上10階 延床面積1,101.27平方メートルのビジネスホテルで客室数は定かではありません。
前回取材時はまだ基礎工事が緒に就いたばかりでしたが、現在はすでに地上躯体の構築が始まっています。
構造は鉄筋コンクリート造です。規模は小さいですが、エリアでは6番目のホテルとなります。
リブマックスは芦屋発祥の不動産仲介会社です。神戸にも複数店舗を構えていますが、本社を東京に移転。最近では老朽ホテルをサブリースして改修、ホテルリブマックスとして再生を始め、今や全国ホテルチェーンとなりました。更には新築ホテルも続々と建設しています。神戸では新開地のホテル水上をホテルリブマックス神戸として開業。神戸三宮は新築物件としては神戸初の投資です。姫路では2棟目を開業予定です。
同社のホテル事業への進出は昨今の海外からの観光客増の流れにうまく乗ることが出来たと言えるでしょう。
先日、スーパーホテル創業者へのインタビュー記事が建設ニュースに掲載されました。その中で賃貸住宅事業を手掛けていた同社が既存住宅をホテルへ用途展開した事からスーパーホテルチェーンが展開され始めたと語られていました。
https://www.constnews.com/?p=46286
建設ニュース スーパーホテル・山本会長インタビュー記事
神戸でもここ1年間位のスパンにおいて、都心地区では賃貸住宅の着工が減り、代わりに新規ホテルの計画が相次いでいます。大阪や京都に至っては雨後のキノコのように無数のホテル新設が続いている中、供給過剰を懸念する声も聞かれます。これほどホテルの新設が過熱する理由は幾つもありますが、その1つとして、ホテルへの需要が減れば、スーパーホテルの発想の逆で、ホテルから賃貸住宅へのコンバージョンが可能という事も投資リスクのハードルを下げているものと思われます。
歴史的な低金利が続く中、加納町・布引町では、フラワーロード沿いを中心に老朽化した建物や更地、コインパーキング等がまだ点在しています。今後も建物の建て替えや新設が続き、ますます街の新陳代謝が進むものと思われます。
ホテルリブマックス神戸三宮新築工事
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事業者は意欲的だけど地価が上がりマンションでは採算が難しくなっている。バブルを潜り抜けているだけにマンション事業者の目は堅い。インバウンド需要は認めるけど神戸市内に限らず安易な計画でホテル事業に乗り出す事業者や投資家の姿も目に付きます。投資物件として、とりあえず作ったけど売れないなんてホテルもチラホラです。中にはオペレーションを全く考えて無いようなものもありますね。綻ぶとしたらこの辺りからでしょうか?
ま、インバウンドは今しばらく期待できそうですしそのようなホテルは事業者が淘汰されてハードだけは採算に見合う価格まで買い叩かれ、後から来た事業者の手により運用されるんでしょうが…なんだか複雑ですね。街並み再生としては結果オーライという事になるのかな?
でも、神戸市が観光都市を標榜するのならインターナショナルクラスの堂々としたホテルが数本欲しいですね。これらのホテルは観光地としての魅力のバロメーターになりますから。
やはり過熱感はあるようですね。高級ホテルについてはまだあまり日本国内への進出例が少ないアジアのホテルブランド誘致に力を入れてはどうかと思います。