三宮

大丸前HITODE交差点にコンテナハウス「multi-BASE」を設置 空室の目立つ三宮中央通りの活性化の課題とは?



三宮中央通りのビルオーナーや商店主等で構成される三宮中央通り協議会は、同通りが全国初のほこみち認定を受けた事を活用し、本格的に通りの活性化と賑わい増加に乗り出す施策を打ち出し始めました。

ほこみちに指定された事で、歩道や車道に課されている道路交通法による規制が緩和され、集客施設の設置が可能となります。



にぎわい拠点設置を検討しているのは大丸前スクランブル交差点。なかなか珍しい五叉路の形状から「大丸前HITODE交差点」という名称がいつの間にか付けられているようです。これまでも木製オブジェが設置されたり、ほこみち指定後には、キッチンカーが繰り出した元町マルシェ、次世代モビリティの体験イベントの開催等、様々な用途に活用された実績があります。



にぎわい拠点として計画されているのは「multi-BASE」と名付けられたコンテナハウス。規定に従えば使い方は自由で、ポップアップストアやイベント、路上ライブ、ラジオ局のサテライトスタジオ等、様々な利用を想定。ほこみち指定後、全国初の試みとなるそうです。設置費用を賄うクラウドファンディングも行われています。

https://www.kamofunding.com/projects/sannnomiya



三宮中央通りは都心を代表する美しい大通りです。しかし足元では厳しい状況が垣間見えます。ここ数年、沿道の再開発が活発化し、新築のホテルやオフィスビル建設が相次ぎましたが、コロナ前に計画がスタートした為、完成後のテナント誘致に苦戦を強いられている状況が顕著です。



関電不動産開発神戸三宮ビルも竣工して、早4ヶ月が経過しましたが、3-12階のオフィスフロアの内、まだ2フロアしかテナントが入っていません。1%まで逼迫していた三宮のオフィス空室率は5%を超え、需給バランスは空室過多に転じています。



1-2階の店舗フロアも引き合いはあるようですが、未だ契約に至っている様子はありません。美しい建物も今は宝の持ち腐れになってしまっています。



パナソニックホームズが保有する三宮町2丁目の商業ビル開発予定地も、着工されずに1年半が経過し、掲示されていたビル計画の看板も撤去されました。



マイケル・コースが退店して空きテナントになったする三宮WESTビルの1-2階は次のテナントが決まりやすいように外装改修が行われましたが、未だテナントは決まっていません。



一歩裏通りの神戸BAL ANNEXも長い間、改修工事が続けられていますが、テナントは開業するのでしょうか。



三宮中央通りと交わるトアロード。真緑で一際目立つBarbourの撤退した店舗ビルもロゴを残したままの状態です。



既存ビルのコロナ閉店跡と新規開業で空きを続けるビルがまだら模様に点在する中、ホテルケーニヒスクローネは開店前の行列で大変な事になっていました。



DENビル1階には英語で学ぶクッキング教室がオープンしています。こちらはコロナ禍での開業です。

明暗の分かれている現在の三宮中央通り周辺ですが、徐々に回復させていくしかないと思われます。ほこみち指定での様々なプロジェクトが軌道に乗って通りに活気が出ると、テナント誘致動向も上向くでしょう。

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