JR神戸駅前にあった複数の雑居ビルを解体し、それらの土地を集約して施工されている(仮称)セレニテ神戸駅前PJ新築工事。スナダプロパティが進める店舗付き共同住宅の建設プロジェクトです。地上15階 高さ44.19m 延床面積4065.19平方メートルの賃貸マンションで、総戸数はワンルーム112戸及び店舗1区画という規模と構成になっています。

地上躯体の構築は順調に進み、既に上棟しているものと思われます。駅前広場に面したスパンが非常に狭く、奥行きが長いので、とてもスリムに見えます。上階の住戸からは再整備中の駅前広場を見渡せる開放的な眺望が売りになるでしょう。

1階のテナントについては募集中となっています。隣接する平山ビルディング Grand Front Kobeは低層階にクリニックが入りましたが、上階はまだ空室です。神戸駅前は駅高架下や地下街に既に多くの店舗がある為に需要が満たされており、北側駅前の地上に商業テナントが集まりにくい構造が足枷となっています。

駅前の多くの建物が昭和中期に建てられた古い雑居ビルで、ほぼ空きビル化しており、セレニテ神戸駅前のように将来的な建て替えに向けて水面下で土地の集約化が図られいる可能性もあります。

スナダ建設グループは大阪・枚方に本社を置く企業ですが、ここ最近は、少なくとも関西では生和建設に取って代わる位の勢いで物件を増やしています。老朽化したビルで三宮の駅前エリアでなければ、その建て替え後の用途はほぼ賃貸マンションになる確率が80%近いのではないかと思われます。

少子化が進む中、既に都心には非常に多くの賃貸マンションストックがありながらも、新規供給は留まる気配を見せません。この需要や原動力は一体どこから生まれてくるのでしょうか。神戸に企業や働き場所が増え、市内の学生や広域圏から若者が集まり、その居住用にストックを積み増すのであれば、ポジティブな効果に結び付きます。都心居住人口の増加は商業機能の強化にも貢献し、街の活性化を促進します。晩婚化や結婚を選択しない単身世帯の増加もこの流れが止まらない理由の大きな要因なのでしょう。社会構造の変化が街の様相にも大きな影響を与えています。
(仮称)セレニテ神戸駅前PJ新築工事 賃貸マンションの留まらない増加の背景は?
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