JR神戸駅前北側にあった老朽ビルだった新神戸ビル。解体が完了し、更地化した土地は美しく真っ平になりました。気になるのは、この後にこの土地がどのように活用されるのか。
なんと既に地質ボーリング調査実施の櫓が設置され、地中の調査が開始されました。
暫定的に駐車場への転換が関の山かと思っていましたが、早期にボーリング調査が入った事には驚きました。調査が入るという事は跡地の開発が計画されているという事に他なりせん。
ブログ読者の方からの情報では、跡地の計画はマンションである可能性が高いようです。敷地面積は1,000平方メートルに満たないのか、それとも文筆によって1,000平方メートルを割るように用地を使い分けるのか。
立地的に分譲マンションとしては即完売となるような人気物件である事は間違いありませんが、神戸駅前に通常のマンションが建設されてしまう事は、神戸市の都心機能活性化規制が機能していない事に他なりません。タワーマンションであれば再開発によって商業や公共機能が付随されるものの、通常のマンションではそれも期待できません。
神戸駅前広場の再整備が進行開始していますが、これに呼応するように駅前立地の老朽化した建物の建て替えも始まりつつあります。しかしその用途が住宅のみになってしまうと、駅前開発の勢いに水を差しかねません。神戸駅北側は都心機能活性化規制地区から除外する事でタワーマンションを含みつつ、都心商業機能を有する再開発が可能になると思われます。規制適用が寧ろ住宅開発を後押しする皮肉な構図は見直されるべきです。
JR神戸駅前・新神戸ビル解体跡地で地質ボーリング調査実施 早速、跡地開発計画が始動か?
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SL広場があったり高架沿いに雑居ビルが立ち並ぶなど、東京の新橋駅付近と構成要素としては似ているので、洗練されていなくともせめて同様の賑わいを生み出すような施設を開発して欲しかったですが、タワマン規制が裏目に出て、何の賑わいも生み出さない通常マンション建設の公算が高いのですね。
都心回帰のニーズに応える形で、住宅を建設し人口増加に貢献することは一概に否定はできませんが、これで良いのでしょうか。