スポンサーリンク
本日の更新記事はアリーナ特集です。現在、日本全国の諸都市でアリーナ建設ラッシュが起きており、昨年竣工したものも含めると、10箇所以上でアリーナが新設されています。その多くが、人気急上昇中のBリーグチームの本拠地を兼ねた多目的アリーナで、民設、公設双方が存在します。
香川県高松市でも、香川県が県立アリーナの建設に挑んでいます。
工事名称は「新香川県立体育館(仮称)新築工事」。JR高松駅周辺のウォーターフロント再開発地区「サンポート高松」内に位置し、大林・合田・菅 特定建設工事共同企業体が施工しています。2022年2月に着工しました。
計画されている建物は、メインアリーナ、サブアリーナ、武道施設の3棟構成で、2024年11月の竣工、25年春の稼働開始を目指しています。
メインアリーナは、固定席5,024席が備わり、スポーツイベントやコンサート、コンベンション等での利用が想定されています。
メインアリーナとサブアリーナが結合したゆるやかな曲線が特徴的なデザインの建物は延床面積が29,794平方メートルとなります。
メインアリーナは地上2階 高さ27.7mに抑えられているので、とても平べったい印象で、地上から眺めるとあまり存在感がありません。周囲の環境に配慮し、広大な敷地面積を最大限に活用した設計となっています。
しかしながら建物自体のスケールは非常に大きく、高所から見渡すと、SANAAが設計した大小のドームが、風光明媚な瀬戸内の海に面して映えます。
アリーナのメインエントランス及びホワイエはメインアリーナとサブアリーナの結合部分となります。サブアリーナの固定席数は1,002席です。
県立アリーナの為、建設費186億円には公費が投入されます。
この香川県立アリーナは、地場の不動産企業盟主・穴吹エンタープライズを代表とする事業体「香川アリーナコンソーシアム」が指定管理者に選定された他、ネーミングライツを同社が取得。正式名称を「あなぶきアリーナ香川」に決定しました。
神戸でもジーライオンアリーナ神戸の建設が進められていますが、多目的アリーナが地域経済に与える影響や恩恵はとても大きく、高松市の玄関口から程近い海辺にこのアリーナが建設される事は非常に大きな意義があるのではないかと思われます。再開発が停滞していたサンポート高松の活性化も期待され、四国一円や瀬戸大橋を介して岡山からの集客も可能でしょう。
スポンサーリンク
スポンサーリンク