旧郵船神戸ビル・現神戸メリケンビル及び西側に隣接する駐車場として使われてきた用地約1,300平方メートルは日本郵船から日本港運に売却されました。駐車場は更に和田興産によって取得され、今年7月から施行される都心部の住宅建設規制を間一髪で逃れた希少性の非常に高い分譲マンションプロジェクトとして遂に始動しました。
工事名称は「ワコーレ ザ・神戸旧居留地レジデンスタワー新築工事」。和田興産御用達の大土呂巧建築設計事務所が都心最後の大型物件プロジェクトの設計を担当。地上19階 地下1階 延床面積 12,651.95平方メートル 高さ59.98m 総戸数128戸のタワー型マンションを計画しています。
敷地内の東側には建設事務所が構築されました。
施工は東レ建設が受注しました。
和田興産は着工と共にメディアでのプロモーション活動を開始しています。日経新聞等に設計を担当した大土呂巧氏へのインタビュー形式の広告を掲載。プロジェクトへの強い意気込みが感じられます。また既に公式プロモーションサイトもオープンしています。
https://www.wadakohsan.info/kyoryuchi128/?utm_source=SO&utm_medium=YSS&utm_campaign=kyoryuchi128&yclid=YSS.1000412159.EAIaIQobChMI2pui5d7t5wIVFamWCh3HIg56EAAYASAAEgJuevD_BwE
(仮称)ワコーレ神戸旧居留地タワープロジェクト
基壇部は隣接する神戸メリケンビルとの調和を意識して御影石を外壁材に採用した重厚感溢れる近代風に、住戸階はガラスを多用した現代風のデザイン設計となる所謂、腰巻き型の建物になります。8-9階は2層吹き抜けの「ザ・ベイサロン」となり、カーテンウォールを中央に配して、神戸海上花火大会を堪能できる共用部となります。最上層の18-19階は「エグゼクティブフロア」となり、2重床を採用して、フルオーダーで柔軟なレイアウト設計に対応できるようになっているそうです。
仮囲いの設置はまだ東側に留まっていますが、まもなく全周囲に設置されるでしょう。
ウォーターフロントの三宮新港町計画を除き、都心部ではこの物件が本当に最後のタワー型分譲になる模様です。今後、住宅が都心部に供給される場合、敷地面積が1,000平方メートル未満となる中小型の分譲もしくは賃貸マンションが大半になる見込みです。もしくは大型再開発ビルの一部フロアが住戸階となるようなミックスユース型の事例も出てくるかもしれません。東京で森ビルの開発した虎ノ門ヒルズやアークヒルズ仙石山森タワー等のオフィス主体の超高層ビルも中層階の一部に地権者等の共同住宅のフロアが設けられています。
ワコーレ ザ・神戸旧居留地レジデンスタワー新築工事 東レ建設による施工で本格着工!
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