リノベーション神戸プロジェクトによる西神中央駅前再整備のフィナーレを飾るバスターミナルのリニューアル。上屋の再構築を中心として舗装や照明、案内表示の刷新やベンチの設置が進められています。

約9ヶ月ぶりの訪問となりましたが、前回はまだ工事中だったターミナルの南西部分側の上屋も既に完成しており、供用が開始されていました。

中央部と同じデザインの上屋に統一されており、舗装もグレーを基調としたインターロッキングに変更されています。

清潔感溢れるターミナル。これで駅からも雨や強い陽射しを避けての移動やバス待ちができるようになりました。以前も上屋はありましたが、幅が狭く状況によっては雨や陽射しを防ぎ切れませんでした。

この南西部分の車道側には新たに降車専用ゾーンが設けられ、バスがぐるりとロータリー内に回り込む前に降車して駅や周辺施設へと向かう事が可能な時短設計となっています。

西神中央駅のバスターミナルは、市内に設けられているバスターミナルの中では面積としては最大規模にあたるのではないかと思われます。神姫バスと神戸市バスが乗り入れています。

バスの乗り場や待機スペースの配置が最適化され、どこにどの行きのバスが来るのかが視覚的にも分かりやすくなりました。

残る工事は、ロータリー北東側のみとなっています。

バスのロータリー内への進入路周りの歩道はひょうたん型に整備されています。

一般車用のロータリーの舗装も同様に刷新が行われています。

そしてバスターミナル最後の乗り場整備である旧8番乗り場の上屋架け替え工事が進行しています。

西神中央駅周辺では、駅ビルや商業施設「プレンティ」の大規模なリニューアルや、駅前広場(エキソアレ西神中央などを含むエリア)全体の再開発が段階的に進められてきました。バスターミナルの整備もその一環であり、駅を降りてからバスに乗るまで、あるいは買い物に行くまでの動線がシームレスにつながり、街全体の回遊性が劇的に向上しています。

まだバスターミナルとエキソアレの間の舗装が古いままの部分もあるので、工事全体が完了する来春までに再整備が行われるでしょう。

一連のリノベーションプロジェクトによって西神中央駅利用者やエリアに居住する住民の生活利便性や満足度は高められたものと思われます。住環境の向上もあり、子育て世代の流入(社会増)も一定数見られます。ただし、ニュータウン全体の広大なエリアをカバーするには至らず、全体としては微減傾向が続き、西区全体の人口は2020年比で約5,000人減少しています。民間のマンション開発も駅周辺には土地が無い為、クレヴィアシティ西神中央以降の新規供給はありません。やはり⻄神車庫用地を活用した大規模な住宅・商業開発が起死回生の切り札になるでしょう。これと合わせて三宮の企業集積が進めば、自然環境と利便性が共存し、比較的、住宅や土地価格もこなれ、中古ストックも豊富な西神中央を選択に入れる子育て層も更に増えるのではないかと思われます。勢いのある街において、都心の活性化が引いては郊外にも波及していく流れは、人口減少時代にも不変なのかもしれません。
リノベーション神戸・西神中央駅前バスターミナル上屋建替工事 来年3月の完成 西神に人を呼び寄せるには?
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