今年5月から開始された加納町2丁目・フラワーロード沿いあった播州信用金庫三宮北支店ビルの解体工事が完了しました。

更地化が完了した土地は北側隣接地と一体化されより大きな開発用地として次の数十年を担う建物への建て替え準備が整えられています。

更地化した敷地内。生田1丁目に移転した播州信用金庫三宮北支店は再びこの土地に戻ってくるものと予想されますが、これまで金融機関ビルの建て替えはより高層化して上層フロアに新たな機能を付与するケースが相次いでいます。

今回、二つの土地の集約によって敷地面積が倍増しているので、信用金庫支店のみでは大抵活用しきれない土地です。周辺は分譲、賃貸マンションが取り囲み、住宅街化が顕著ではあります。
新神戸駅と三宮駅の中間地点にありますが、この場所より南側はビジネスホテルや雑居ビルが多く立ち並ぶエリアです。

フラワーロードの東側にはホテルリブマックス、フォーポイントフレックスbyシェラトンが立地。

西側はグリーンヒルホテルアーバンやスーパーホテルも営業し、ホテル激戦地区となっています。更には加納町3丁目交差点付近でも新たなホテル計画が始動する可能性があり、神戸のホテル需要は再び高まりつつあります。

神戸空港の国際化がホテル需要の高まりを後押ししている事は間違いありません。今年に入って大阪協栄信用組合が支店とホテルを組み合わせた複合ビルを完成させています。播州信用金庫三宮北支店の新ビルもマンションとの組み合わせではなく、ホテルとの複合ビル化を期待したいですね。



山手幹線沿いの淡路信用金庫の神戸中央支店も建て替え工事を行うみたいですので、今後の動向が気になりますね。