阪急塚口駅前の塚口さんさんタウン3番街跡地の再開発によって誕生した新しい再開発ビルは地下1〜地上2階の3フロアを事業協力者の野村不動産が運営する商業施設「SOCORA塚口クロス」、3-16階の上層部は野村不動産の分譲マンション「プラウド阪急塚口駅前(421戸)」となっています。
低層部の商業施設「SOCORA塚口クロス」が遂に11月2日にグランドオープンを果たし、地域密着型の駅前中核施設として、街に賑わいを与え始めました。
アルミカーテンウォールを採用したファザードは店舗の賑わいを駅前広場にもたらす造りとなっています。
1-2階は専門店街ですが、駅に最も近い北側のエントランス周りには人気テナントを集中配置しています。
北東コーナー区画に出店したカフェは『上島珈琲店 SOCOLA塚口店』。「オーセンティックゾーン」と「ライトニーズゾーン」の、2つの空間が用意されており、座席数58、店舗面積48.23坪の大型店です。
上島珈琲店の向かいには「CASCADE(カスカード) ソコラ塚口店」がオープン。ベーカリー&カフェです。
神戸発祥の二つの話題テナントがメインエントランスの両脇を固めています。
その奥には食品スーパー「パントリー」。
兵庫県内を中心に地産地消のオーガニック食品を販売する「オーガニックプラザ ソコラ塚口店」。有機野菜、オーガニック食品、無添加食品を品揃えした専門店です。
1番奥にはダイエー・イオンフードスタイルのヘルス&ビューティーゾーンです。
1階東の南側エントランスの横には芦屋の高級食パン専門店「乃が美」がオープン。
暖かみのある照明演出と内装は「木漏れ日ウォーク~塚口の散歩道」をテーマとして設計されています。
2階や地下階へは北側エントランスのエスカレーターでアクセスします。
エスカレーターの吹き抜け空間の柱は大木をイメージしています。
大きな開口部から光が燦々と差し込む明るい吹き抜けです。
木の幹の皺をイメージして点灯している電飾も
2階乃大きな窓からは駅前広場を望む事が出来ます。
2階のテナントは100円ショップのダイソーやソフトバンク、ヘアサロンや保険見直し本舗、クリニック等で構成されています。
南側奥にはエレベーターホールを兼ねたエントランスホールが配置されています。
2階のペデストリアンデッキ広場と直結しており、プラウド阪急塚口駅前の南棟2階エントランスとも繋がっています。
その真下の1階もホールや歩道に面して路面店形式でテナントが出店しています。
まだ一部のテナントは未開業の区画もありますが、月内のオープンを目指して準備を進めているようです。
クリニックや不動産等、サービス系のテナントも多く出店しています。
もっとファーストフード店が出店するのかと思っていましたが、ミスタードーナツが唯一のファーストフード店でした。
SOCORA塚口クロスには合計27店のテナントが入居しています。まだごく一部の区画はテナントを募集していますが、ほぼ満室稼働で開業に漕ぎつける事ができました。
地下1階の全フロアはイオンフードスタイル・ダイエーソコラ塚口店です。地下階へとアクセスする専用の階段も設けられています。
地下1階のエントランスです。
北面の路面側にも店舗区画があります。ファミリーマートやQBハウスが出店しています。
地域密着型の駅前商業施設として誕生した「SOCORA塚口クロス」。駅前の利便性の高い場所に日常生活に必要なテナントが多く構えており、駅を利用する地域住民や周辺住民にも広く活用される他、カフェ等、ゆっくりと利用できる店舗の出店によって使いやすい施設にもなっています。
プラウド阪急塚口駅前は大規模マンションの為、まだ完売には至っていません。しかし非常に魅力的な立地にあるので、資産価値の維持からも売り切る事は問題ないでしょう。神戸市内にも同様に商業施設と分譲マンションを組み合わせた駅前再開発ビルが複数存在しますが、その殆どは神戸市が大きく関与して供給したものです。公団が保有するJR兵庫駅前の兵庫駅前ビル、新長田駅前の新長田駅前ビル等はリニューアルされているものの、老朽化が激しく近い将来には再開発が必須になります。民間デベロッパーとの共同事業が望ましく、この「SOCORA塚口クロス」は一つの参考例になるのではないかと思います。
地域探訪: 尼崎・SOCORA塚口クロスが11月2日(水)にグランドオープン 地域密着型の中核商業施設としての役割を果たす
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
乃が美について。
芦屋ではなく、大阪発祥ですよ。