世界同時金融不況によって過ぎ去ってしまった昨今の不動産投資バブルによって神戸の都心には高級賃貸タワーマンションがいきなり二棟、それもほぼ同時に建設されました。
分譲マンションの場合は資金及び利益の回収が比較的早く行えるので、リスクが少なく投資対象としては魅力的だったかと思いますが、高級賃貸の物件となるとそれなりの需要や環境等の条件が揃わなければ投資には踏み切れません。
神戸の陸の玄関口・JR新神戸駅前にあった市バス営業所跡地に誕生したのは神戸芸術センター。地上37階 高さ 131mの高層ビルで、低層階には商業施設やオフィス、音楽ホールやギャラリーを備え、中高層階は高級賃貸レジデンスとなっています。ガラスをふんだんに使用したファサードはブルーやエメラルドグリーンに輝き、まるでオフィスビルのようです。レジデンスフロアのペントハウスの賃料は月額200万以上とも。
デザインが良いので、できれば三宮エリアに建って欲しかった。まあ新神戸(新幹線へのアクセス)という立地が評価されたのでしょうけど。
三宮に姿を現したのは三宮ミュージアムタワー。こちらは更に規模が大きく地上40階 高さ142mの超高層賃貸レジデンス。白亜のシンプルそしてスレンダーな外観が特徴です。
これらの民間投資を呼び込んだのも居住者となり得る外国人ビジネスマンから神戸の快適性が高く評価されていることや神戸空港、医療産業都市構想等の新たな都市インフラ整備が起爆剤として貢献したものと考えられます。
二大高級賃貸タワー
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たしかに神戸芸術センターは都心部に建ってほしかったですね!とくにJR三宮駅周辺に建っていたら街の雰囲気が変わっていたでしょうね。あと以前ミュージアムタワーのホームページを見たんですが、1番値段の高い部屋が275万円と書いてありました。貸りる人いるんでしょうかね…。ちなみに夜ですが、最上階に部屋の明かりがついているのを1度も見た事がありません。
ミュージアムタワーも芸術センターもまだかなりの空室があるように思われます。こんなご時勢ですから、高級マンションの需要がそれほどあるとも思えません。景気の回復後には光のタワーになれば良いですね。