磯上エリア・神戸市バスの操車場跡地で建設の進められている29階建てのタワーマンション「エルグレース神戸三宮 タワーステージ」も、塔屋部分を完成させ、防護シートも下層階から撤去され始めました。夜間には航空障害灯も点灯されており、ライトアップの試験点灯が待ち望まれる状態です。
後方にはHAT神戸の高層マンション群が縦列しています。さらに後方には住吉や御影エリアの高層建築群が確認できます。にょっきりと聳えるのは地上47階、高さ170mと現状では市内最高層の「御影タワーレジデンス」です。こちらも下層階から防護ネットの撤去が始まっていますが、まだ小サイズのクレーンは下ろされていません。このタワーマンションも夜間のライトアップが予定されており、点灯が楽しみです。
また、こちらでは期待の明滅式中高度航空障害灯二基が赤い光を放ち始めました。航空法の緩和により、日本の高層建築のシンボル(?)であった明滅式灯は150m未満の建物には設置義務がなくなり、次々と完成する高層ビルもほとんどが150m未満の神戸では、D’グラフォート神戸三宮タワー以来、中高度航空障害灯の設置は4年ぶりです(新神戸のジークレフ新神戸タワーは152mの高さですので、中高度灯が設置されるのを期待してましたが、近隣の既存高層建築に囲まれているため、設置義務の緩和を受けたのでしょう。低光度航空障害灯のみとなってしまいました)。
話題が航空障害灯中心になってしまったついでに余談をもうひとつ。この航空障害灯の設置基準の緩和は、明滅式灯の設置高度を上げただけでなく、設置数も緩和されたために、新規の建物では150mを越えても対角線上に二基というスタイルが一般的になりました。
またこの規制緩和は既存の高層建築にも適用されるので、点灯させる障害灯を減らしたり、時には明滅灯を常時点灯させて低高度障害灯とする建物も見受けられるようになってきました(どうやら既存の建物では任意のようですが)。これは私にとっては残念なことです・・・。
神戸市内で例を挙げると・・・
JR兵庫駅前のキャナルタウン中央が明滅を止めてしまいました(トリプルタワーの両端2棟は明滅を続けています)。明滅式はコストパフォーマンスが悪いので、分譲マンションではこういったことが増えるかもしれませんね。国際会館も低高度灯の点灯数をだいぶ減らしたようです。
神戸市内ではないのですが、不思議な建物が西宮にあります。セントラルガーデンタワーという30階建てのタワーマンションですが、6基の明滅灯が設置されているのですが、時間帯(?)によって明滅から常時点灯に切り替えをしている(いた?)のです。
とまあ、長くなってしまいましたが、航空障害灯についてもっとお知りになりたい方はこちら。
エルグレース神戸三宮 タワーステージと東部エリア
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