旧居留地

泰和ビル解体/あいおいニッセイ同和損保神戸ビル/他

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旧居留地は明石町筋で解体中のオフィスビル「泰和ビル」。すでに隣接するあいおいニッセイ同和損保神戸ビルと同程度の高さになってしまいました。明石町筋のビル解体はアーバンテラス 神戸旧居留地(BLOCK31)が現在建っている場所にあった老朽ビル以来ですね。計画を進めていたアーバンコーポレーションが新ビル開業間近で倒産してしまった際はどうなるかと思いました。

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一方、解体中の泰和ビルの傍らで改修工事が進められていたあいおいニッセイ同和損保神戸ビル。こちらは解体を免れ、耐震改修と外壁のリニューアルが実施されました。

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建物竣工当時のように見違える程綺麗になりました。

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この建物は旧神戸海上火災保険会社本社ビルで1935年竣工です。

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やはり旧居留地内の近代ビルは保存すべきですね。すべての建物が新しくなってしまうと旧居留地の醍醐味が薄れてしまいます。ただほとんどが民間ビルですので、維持にコストが掛かると保存していくことも難しくなります。使い勝手も良くはないでしょうね。景観保存を推奨するのであれば、こういった建物の維持にも市は補助等を行うべきです。

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最近、解体現場が急増している旧居留地界隈。前町筋と播磨町筋の角に立つ三井住友銀行研修センターも仮囲いと足場に覆われていました。何も工事内容が掲示されていないので、何の工事が分かりません。全体を覆っていないので、ビル全てを解体する訳ではなさそうです。低層部に店舗を入れる為の改修工事だと賑わいに貢献するので嬉しいのですが。

旧居留地内に新設される建物には低層部に店舗を入れる事が市の条例で義務付けられていますが、条例施行以前からある建物は適用外です。大丸周辺を中心に既存ビルでも店舗を入れる動きはありますが、旧居留地を更に盛り上げていくにはもっと物販店や飲食店を増やさなければなりません。

空室率も順調に下がってきていますし、商業テナントの引き合いも活発なようです。もう少し地価に反映されていけば物件の売買も活発化して再開発や建替えの気運も高まるのではないでしょうか。

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おまけですが、上記研修センターの向いにあるランドローバー/ジャガーのショールームにジャガーの新型車XEが展示されていました。ジャガーの新しいDセグメントモデルです。上級車のXFやXJと共通したデザインが採用されています。Cクラス、3シリーズ、A4、ISと競合がひしめくセグメントでガチンコの真っ向勝負を挑みます。アテンザとスカイラインを足したようなデザインにも見えますが、素直に格好良いですね。



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