空撮

5年ぶりの空撮 ~神戸都心上空~

2017aerial00.jpg

約5年ぶりにヘリコプターに乗りました。5年経った神戸を空から見てみると、実はあんまり変わってないなあ〜という印象でした。TV番組の「空から日本を見てみよう」も5年後の神戸を特集してくれましたが、あちらは神戸沿岸部全体を網羅した形だったので、それなりに動きがあったのだと思います。勿論、ウミエの開業、ノートルダム神戸、第一突堤再開発、メリケンパークのリニューアル、ザ・パークハウス神戸ハーバーランドタワーの完成等、ウォーターフロントではそこそこの動きがありましたが、三宮・元町の都心地区では空から見て大きく変わったのは三宮ビル北館と葺合南54号線沿いのワコーレマンション群くらいです。

2017aerial11.jpg

HAT神戸は一連のウォーターフロント同様に幾つかの大きな変化がありました。1番は中央左に聳えるサンシティタワー神戸の完成です。高さ131mと周辺では突出しています。右奥には神戸製鋼が長年凍結していた新本社ビル計画を始動・完成させました。

2017aerial07.jpg

今後大きく様変わりする予定の新港突堤基部地区です。神戸市から港都・グランドデザインが公表されてましたが、具体的にいつ・どのように再開発が開始されるのか全く不透明でした。第一突堤の再開発、第三突堤の新フェリーターミナル整備に続き、いよいよ第一突堤基部の再開発が住友不動産をはじめとする企業連合によって開始されます。この開発を実施するにあたり、市所有の港湾労働者福利厚生施設の移転や再編を年単位で地道に進めてきた他、地区内の企業と移転交渉を水面下で進め、約3ヘクタールもの開発用地を生み出す事に成功しました。これは評価されるべきかと思います。これから残りの地区の大半を占める民間の大手倉庫会社にどう開発を促進させるのか、更には都心地区とのアクセス性と回遊性をいかに高めるのか。基部西地区の再開発が開始される中で、これらの次の課題を検討していく必要があります。

2017aerial02.jpg

葉の色を染め始めた東遊園地の木々が美しく、それを取り囲むようにして立ち並ぶ高層ビル群はさながらプチ・セントラルパークのような感じもある旧居留地南地区。意図して高層ビルの集積が進められた訳ではありませんが、なかなかどうして風格のある景観です。耐震化工事が完了した神戸地方合同第一庁舎も第二庁舎と集約・統合し、高層ビルに建て替えられるべきかと思います。

2017aerial03.jpg

オフィス需要の高い三宮南地区と旧居留地北側地区。路線価も兵庫県内トップですが、長年に渡ってほとんど大きな動きはありません。今後、市庁舎2・3号館の建て替えやセンター街周辺の再開発によって土地の集約や再編が起きてくるでしょうか。イーラーイリリーが抜ける三宮プラザビル同様、フェリシモの本社屋建設に伴って空室が生じる神戸朝日ビルの動向が注目されます。

2017aerial09.jpg

そしてやはり何と言っても我々の視線は必然とこの場所に集まります。これからの10年で最も大きく変化を遂げる三宮地区。着工済の神戸阪急ビルに加えて、JRの三宮ターミナルビルも来春の閉館直後に解体が開始される予定です。それまでに新駅ビルの概要がいよいよ発表されるのではないかと思われます。先日、JR九州がJR熊本駅の新駅ビル概要を公表しました。延床面積10万7000平方メートルの巨大ビルとなるようです。このブログでも取り上げた熊本バスターミナル一帯の巨大ビル「桜町地区再開発」も着工しており、九州は福岡だけでなくインバウンド効果の恩恵も受けて大発展を遂げようとしています。JR三ノ宮駅ビルは開発可能用地に制限がありますが、熊本以上の規模でなくてはなりません。雲井通5・6丁目のバスターミナルビルも年内に基本計画が固まる予定です。これに伴い、中央区役所・勤労会館移転先の本命となる市庁舎建て替えも方向性がはっきりするでしょう。大阪・梅田大阪神ビルの建て替えI期工事が完了する来春から、阪急阪神はそごう神戸店の建て替え計画の検討も開始する可能性があります。阪急電鉄の市営地下鉄乗り入れの本格検討も始まります。これらの周辺ビルやインフラ整備と合わせて、駅前を歩行者空間へと変える「三宮クロススクエア構想」も本年度中に基本計画が固められます。三宮は史上稀にみる劇的転換期を迎えようとしています。

2017aerial05.jpg

バスターミナルビルの整備によって今後、大きく発展を遂げる三宮東地区再開発ではすでに旭通4丁目にて再開発が先行して進められました。神戸一の高さを誇るランドマーク「シティタワー神戸三宮」を中心にホテル棟、駐車場棟、低層店舗棟が約1ヘクタールの敷地に建設されました。周辺ではビジネスホテルの建設も活発化しています。JR三ノ宮駅の新東改札が開設され、バスターミナルビルが開業すると、交通の要衝・玄関口として現状の人の流れを大きく変える可能性があり、今後のポテンシャルは非常に高いエリアです。

2017aerial06.jpg

最後はなかなか変化のスピードが遅い対岸の都心地区を尻目に急速な進化を遂げているのがポートアイランドII期地区の神戸医療産業都市。広大な埋め立て地はすでに3分の2が医療施設、大学や企業の研究所、事務所、製造施設によって活用されおり、進出企業・団体数は300を越えています。今後も企業の進出は進む事でしょう。3年後には京に代わる後継機のスーパーコンピューターも稼働予定です。

三宮の再開発が本格的になってきたらまた空からダイナミックな三宮の様子を撮影してみたいですね。



関連記事

POSTED COMMENT

  1. kenkenbooboo より:

    空撮画像ありがとうございます。
    広大な市街地面積を誇る神戸市も海沿いのバンド地域のみ都心と言え、半分が六甲山などの山陵地域です。この場所に100万人以上の人間が住んでいるのは、考えれば凄いと思いますね。
    人口で言えば友好都心のシアトルが60数万人、サンフランシスコが70数万人の都市なので、神戸は十分大都市だと思います。なのに人口が倍以上で、これらの都市に比べ大都市感がないのは大型超高層ビルが分散し集約されないのでメリハリがないことだと思いますね。
    人口減がマスコミに曲解報道されて都市計画が進まないのは残念です。
    JR三ノ宮駅周辺だけでも大規模開発を押し進めて欲しいですね

  2. てつや より:

    JR三ノ宮駅周辺は特定都市再生緊急整備地域に指定されましたが、まだ正式には住宅都市局ではデベロッパーや地元地権者には公示されておらず、来年度からPRを始めるそうです。いやはやなんとも…この行政姿勢はどうなってるんでしょう。

  3. uma より:

    シアトルは都市圏だと三百数十万人、サンフランシスコの都市圏となると七百数十万人から八百数十万人と中々の巨大都市ではあるんですよね。
    神戸も都市圏だと二百数十万人、それなりに人口はあるんですけど。

  4. しん@こべるん より:

    先週1週間、香港に行ってきたのですが、改めてこの街のエネルギッシュさに圧倒されました。この街を見ていると、150-160mの高層ビルが数棟立つくらいで騒ぎ、反対する事へのナンセンスさに辟易します。

  5. しん@こべるん より:

    なんとも後手後手ですね。。。ただようやく行政施設の再編はメドがついたようです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です