旧居留地

MIU MIU KOBE 新築工事

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旧居留地は明石町の泰和ビル跡地に計画されている「MIU MIU KOBE」新築工事。事業地が更地化されて仮囲いに覆われましたがその後、約半年間に渡って全く動きの無いままでした。

ここに来てようやく工事を開始する気配が出てきました。計画されている建物の概要は以下です。

敷地面積 390.10平方メートル
建築面積 315.00平方メートル
延床面積 900.00平方メートル
高さ 約20.0メートル
構造 鉄骨造
規模 地上3階
用途 物販店舗

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一部の仮囲いが取り払われた敷地内部はこのように中央が綺麗に整地されています。恐らく地鎮祭と着工の鍬入れが行われたのではないかと思われます。

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さて、計画中の建物は1階以外は窓ガラスの無い奇抜な意匠となる予定で、旧居留地連絡協議会からは「この建設計画は街並みに対する主張が強すぎ、一連の街並みを断ち切る要素になってしまうのではないか。周辺の街並みや、街の特性に配慮するよう、再検討してほしい」という懸念が示されていました。これに対しMIU MIU側は「周辺建物で使用されている色、素材を分析し街並みとの融和を図りながら外壁のカラーを落ち着いたものに変更する。綿密なディテールで高級感を演出し、周辺との調和を図っている」と返答していました。

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このデザイン面の変更や協議が着工時期に何等かの影響を与えたのかどうかは定かではありませんが、最終的にどのような形で決着したのかはこれからの工事の様子を見守ることでしか確認する術はありません。



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POSTED COMMENT

  1. 黒霧 より:

    おはようございます パッと見 悪くは無いなーと個人的には思いました 欲を言えば せっかくの新しいビルなんで もう少し 横幅がと 両隣のビルのどちらかの改修時期に合わせて 高さを増しての改修だったら最高でした  

  2. kenkenbooboo より:

    ファサードがメタリックっぽい感じから白を基調にしたものに変わるだけだと思いますが、基本的にはこのビルはブランド店の外観なので好ましいものと思ってます。居留地は歴史的にも木造から石造りへの変遷があったり、高層化への変遷があったのだから、あまりにも石造りへの規制をかけるのもどうかと思います。

    とにかく規制が多すぎて都市景観には逆効果になっている面もあると思います。商業地が住居地化している現状の中で、容積率の高い商業地は容積いっぱいに活用したい不動産屋(懸案のベランダ部や共用通路、エレベーター部は容積緩和だそうです)に狙われやすく、今後もマンション進出が激しいものと思われますから、居留地の立地はマンションなどには逆に居住スペースにプラス下層階に必ず商業スペース、公共空間を設け複合ビル化すれば容積アップなどのボーナス制にした方がより効果的かと思います。

    ファミリアにしても考えてみれば、今のように神戸駅前がマンション街化しては移転しようと考えるのも致し方ないとも思えます。
    下記は神戸市の用途地域情報のページです。デベロッパー視点で街を眺められるのと面積計測などもでき、わたしなどはよく遊んでいますね。
    http://opengis.city.kobe.lg.jp/arcgis/apps/Viewer/index.html?appid=4e7580aececf48ca8dad27a12f012e15

  3. HIRA より:

    トアロード沿いが再開発で熱いですね
    出来ればJRの北側のトアロードにも波及して欲しいです

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